ボーカルスクールの独自色!

音楽活動をしていた頃、お世話になっていた方からボイストレーニングに通うことを勧められた。
当時18歳。

高校は田舎にあり、卒業後小都市に進学、多少なりとも都会になった。

歌うことに少し自信を持っていた私は小さなコンテストに出場し、開催していたミュージックスクールの方から声をかけられた。この子と一緒に組んでやってみないか、と。

紹介された彼は当時高校生、打ち込みで音楽を作る子だった。
一緒に組みたいけど、私の声は高音には張りがあるけど、低音域では音がぶれて、フラットしてしまうことを指摘された。
高校生に、だ。
とても恥ずかしかった。

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保育園時代には琴の師範である祖母に連れだって民謡や演歌を琴に合わせて歌い、老人ホームの慰問などをした。いつも上手だね、と褒められた。

小学校時代は町のスーパーのカラオケ大会で優勝した。

中学校時代の通知簿で音楽はいつも五段階の5だった。

高校の文化祭ではカラオケ大会の常連だった。


そんな私が年下の高校生に指摘された。


積み上げてきた自信を一気に崩されてしまった。悩んだ私は声をかけてくれたミュージックスクールの方に相談した。


新しい世界に飛び込みたいけど自信がない、と。

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すると返ってきた言葉は、うちのボイストレーニングに通ってみたらどうだと。


本格的な指導は受けたことがないんでしょ、自信なくて当たり前だよって。確かに言われた通りまともなボイストレーニングなんて受けたことはないし、下手で当たり前なんだとその人の言葉によって私の自信は簡単に回復した。

こうして私はお月謝を払いボイストレーニングに通い始めた。
先生のピアノに合わせ声をだし、またある日は眉毛を上げ下げしながら、また別の日は箸を加えてのレッスン。

年に一回の発表会ではダンスも合わせて披露した。

ボイストレーニングは私が想像していたよりも楽しいものだった。

そうしてボイストレーニングに通い始めてから一年半ほどしたとき、ライブハウスでのライブを終えた後、高校生の相方から、声、フラットしなくなったね、と一言いわれたことを覚えている。



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